近年、多くの企業が外国人労働者の採用に力を入れるようになっています。その背景には、労働力不足の解消や多様性の推進などが挙げられます。しかし、外国人労働者の採用方法には、自社で行うか、エージェントに依頼するかという選択肢があります。どちらの方法が適しているのか、それぞれの特徴を正確に把握することが重要です。
一方で多くの企業の場合、自社で外国人採用をすることのハードルが高いことも事実です。本記事では、エージェントへの外国人採用依頼が多くの企業にとって有力な選択肢になる背景をお伝えします。
求人票の作成が自社では難しい
1点目に、求人票の作成が自社では難しいことが挙げられます。
多くの外国人が日本で働くことを希望しており、年々その人数は増加していますが、多くの外国人は日本語ではなく、その母国の言語での求人を最も頻繁に確認します。日本で働くことを希望しており、一定の日本語能力は有しているとはいえ、外国人の立場に立ってみると母国語で求人票を確認できることに越したことはありません。
募集したい外国人の母国語で求人票を作成するには、すでに外国人を雇っているなど社内にリソースがないと難しいと考えられます。エージェントであれば各国に対応した求人票の作成が可能であるため、効率よく求人をかけることができます。
通訳が自社では難しい
2点目に、外国人候補者とのコミュニケーションにおいて通訳を入れることが自社では難しいことが挙げられます。
ある程度日本語ができる外国人を採用したいという理由から日本語で採用面接を行う企業は多いと思いますが、外国人候補者も日本語能力は完璧ではありません。そのため、雇用条件などの契約に関する少々難しい内容は通訳を入れた方がスムーズに合意をとることができ、雇用後のトラブルも避けることができると考えられます。
求人票の作成と同じく、通訳を入れるためにはすでに外国人スタッフを雇っているなどしていないと対応が難しいと考えられます。そのため、エージェントの通訳・翻訳スタッフを介した外国人候補者とのコミュニケーションは多くの企業にとって助けになると考えられます
ビザ申請が自社では難しい
最後に、外国人労働者のビザ申請が自社では難しいことが挙げられます。
外国人のビザ申請は煩雑な手続きとなっており、自社で対応しようとすると時間がかかったり、ミスが発生して申請が進まないなどの状況が発生しやすくなっています。
また、ビザ申請に時間がかかっている間に候補者の内定辞退が発生してしまうケースもあり、スムーズなビザ申請が求められいます。
ビザ申請に慣れているエージェントであれば円滑に申請手続きを進めることができ、外国人が無事に入社するまでサポートすることが可能です。
おわりに
本記事では、外国人採用において、エージェントの活用が採用企業・外国人労働者のどちらにとってもメリットのある選択肢であることを解説しました。外国人採用の成功は、企業の競争力向上や経済発展に寄与するだけでなく、働く人々の多様性を活かした新たな価値創造につながります。
また、エージェントを活用するにしても各社特徴があります。日本人エージェントを活用しても人材を採用することはできますが、より優秀で意欲の高い外国人を採用するには外国人エージェントの専門的な知識やネットワークの活用も有力な選択肢となりえます。
外国人雇用ナビ運営会社であるASEAN HOUSEでは外国人雇用のご支援や東南アジアの人々のご紹介も行っておりますので、ご検討の際はお気軽にお問合せください。