近年、日本などの国々では労働力不足が深刻化しており、外国人労働者の受け入れが急速に進んでいます。特に、特定技能として働く外国人労働者は、多くの産業で重要な役割を果たしています。しかし、彼らが働く企業を選ぶ際には、様々な要素が影響しています。本記事では、特定技能で働く外国人労働者に人気のある企業の3つの条件について解説します。
残業・夜勤が多い
日本で働く外国人労働者はその多くが、稼いで母国へ仕送りをするために仕事をしています。そのため、何よりもまず多くの稼ぎを得られることが彼らの目的に則しています。
3~5年程度、日本で働いたのちに母国に帰国する人が多く、その期間でいかに稼げるかが彼らにとって重要となります。そのため、基本給に加え、残業や夜勤など手当てが出る仕事が好まれる傾向にあります。
効率を高めて時間当たりの給料を増やすのではなく、法定の範囲内で多くの時間で勤務できることが重要となります。
住宅サポートがある
残念ながら、日本では外国人というだけで借りることのできない物件が数多くあります。外国人労働者は自分で家を借りることが難しいため、法人名義で住宅を借りることが好ましいとされています。
また、外国人労働者は基本的に家具家電が手元にないため、自分で手配する必要のない家具家電付きの物件がより外国人労働者の助けとなります。
加えて、法人で用意する物件はシェアハウスでも問題ありません。同じ国籍・性別の外国人労働者の方が一緒に暮らすことは彼らの安心感につながり、慣れない日本での生活を互いに支えあいながら生活をすることもできます。
さらに、外国人労働者は自動車の運転免許証を持っていないことが多く、自転車の貸し出しがあることも外国人労働者から喜ばれる理由の1つです。車を使うことが難しい彼らにとって、買い物などの日常生活の中で自転車という移動手段があることは大きな助けとなります。
外国人をすでに雇用している
日本人が海外で働くことを想像したときに、同じ日本人が現地にいることで情報交換ができたり、サポートを得られることで安心が得られるということは想像に容易いと思います。
これは外国人労働者が日本に働きに来る場合も同じです。すでに外国人、さらに言えば同じ国籍の外国人を雇っている企業は、後から入社する外国人労働者にとって魅力があると言えます。
一方で、日本では多くの企業が外国人を雇用したことがありません。これから外国人労働者を雇用したい企業は、いかに早く外国人雇用の実績を積むことができるかという点がポイントとなります。
おわりに
本記事で述べたように、特定技能で働く外国人労働者に人気のある企業の3つの条件は、「残業・夜勤が多い」「住宅サポート体制」「外国人の雇用実績」です。これらの条件が整っている企業は、特定技能の外国人労働者にとって魅力的な職場となり、その結果、多くの外国人労働者にとって働きたいと思える企業になるでしょう。働く人々にとって、異なる文化や価値観に触れることで相互理解が深まり、日本人従業員にとっても良い影響が出ることも期待できます。
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