日本には東南アジア出身の人々が約100万人居住しています(法務省統計:2022年6月末時点データ)。日常生活の中で、東南アジアの方々が私たちの生活を支える仕事に従事している姿を目にすることもあるのではないでしょうか。
母国を離れて外国で生活をすることは様々な問題に出くわすこともあるかもしれませんが、それでもなぜ東南アジアの方々は日本で外国人労働者として働くことを選んだのでしょうか?
本記事では東南アジアの外国人材が日本で働く理由をご紹介します。
最大の理由は日本の方が稼げるから
東南アジアの方々が外国人労働者として日本で働くことには様々な理由があると考えられます。例えば、日本は治安が良く安心して生活ができること。東南アジアでは、ミャンマーのように内戦が起きている国もあり(2023年2月時点)、母国が安全であるとは限りません。日本のように治安が良い環境で働くことを望んでいいる人もいるでしょう。
他には日本の文化が好きで日本で働きたい人もいるでしょう。東南アジアでは、日本のアニメや漫画といった文化の人気があり、特に若者の間では日本のことを好きになるきっかけとして話題になることも多いです。自分の好きな文化の国で生活してみたいという気持ちから日本で働くことを選ぶ人もいるでしょう。
しかし、東南アジアから日本に働きに来る最大の理由は「日本の方が稼げるから」と言えます。外国人雇用ナビを運営する株式会社LivCo(旧ASEAN HOUSE)では東南アジアの人材を日本の企業に紹介をしていますが、ミャンマー、インドネシア、ネパールなどの国と比較して日本は10倍ほどの賃金を得られる(参考:2022年2月末時点データ)という背景から日本で働くことを選択している人が多数を占めています。家族を支えるために、母国を離れて働くことを選ぶ人が多いのです。
仕事を選んでいる場合ではない。どんな仕事でも一生懸命働く
また、家族を支えるために、母国を離れて働くことを選ぶ人の勤勉な勤務態度は企業からも評価される傾向にあります。
日本人は、国の情勢からみて仕事を選べる人が多いと考えられます。やりがいなど自分の意志で仕事を選ぶ基準を設け、自分に合わない仕事であれば辞めるという選択ができることも含め、仕事を選ぶことができると言えるでしょう。
一方で、東南アジアの人々は、例えば前述のようにミャンマーでは内戦が勃発しており仕事を失った人や戦火から逃れるために避難している人もいます。そのような環境下では生活すること自体が優先であり、家族を支えるために仕事を選んでいる状況ではないとも言えます。
このような状況において、家族の生活を支えるために多くの賃金を得られる日本で働くことが選択肢となり、また勤勉に働く姿勢にもつながってきていると言えるでしょう。
おわりに
東南アジアの人々が日本で働く理由としては様々な理由が考えられますが、その一番の理由は家族を支えるための十分な賃金を得られることにあります。
一方で、家族のために懸命に働く姿勢によって、日本企業の人材不足を解決したり、職場に活気を与えてくれることも期待できるのではないでしょうか。
外国人雇用ナビ運営会社であるLivCo(旧ASEAN HOUSE)では外国人雇用のご支援や東南アジアの人々のご紹介も行っておりますので、ご検討の際はお気軽にお問合せください。