インドネシアの外国人材を日本で雇用する4つのメリット 

  • 2023年2月9日
  • 2024年10月16日
  • 採用

近年、日本で雇用をする外国人人材としてインドネシア人の注目が高まっています。日本に在留するインドネシア人は約8万人に上り、ASEAN10か国のうちフィリピンに次ぎ3番目の在留人数となっています(法務省統計:2022年6月末時点データ)。

本記事ではそのようなインドネシアの人材を日本で雇用する3つの魅力をご紹介します。

インドネシアの基礎情報

インドネシアは東南アジアに位置する国であり、外務省では以下のようにインドネシアの基礎データをまとめています。

  • 国名:インドネシア共和国(Republic of Indonesia)
  • 面積:約192万平方キロメートル(日本の約5倍)
  • 人口:約2.70億人(2020年、インドネシア政府統計)
  • 首都:ジャカルタ(人口1,056万人:2020年、インドネシア政府統計)
  • 民族:約300(ジャワ人、スンダ人、マドゥーラ人等マレー系、パプア人等メラネシア系、中華系、アラブ系、インド系等)
  • 言語:インドネシア語
  • 宗教:
  • イスラム教 86.69%、キリスト教 10.72%(プロテスタント 7.60%、カトリック 3.12%)、ヒンズー教 1.74%、仏教 0.77%、儒教 0.03%、その他 0.04%(2019年、宗教省統計)

1.日本との賃金格差大きく、母国の家族のために懸命に働く

このようなインドネシアの人材を日本で雇用する魅力の1つ目が、日本との賃金格差が大きいことにあります。インドネシアの統計庁によると、インドネシアの平均月収はおよそ2万6千円であり、日本の賃金との差が10倍程度開いています(2022年2月末時点データ)。

このような大きな賃金格差から、日本で働きたいインドネシア人は増えており、自分のキャリアのため、母国の家族のために懸命に働くことが期待されています。

2.日本語での円滑なコミュニケーションが可能

2つ目の魅力は、インドネシア人は日本語が上手く、コミュニケーションを円滑にとることができる点にあります。特にインドネシア語は、発音に日本語との共通点があり、流暢な日本語を習得しやすい下地があると言えます。

発音に関しては、他の東南アジアの言語をベースとして日本語を習得しようとしても特定の発音が難しく、日本人からしても聞き取りづらい場面が発生してしまうことがあります。しかし、インドネシア語は発音が日本語に近いため、スムーズなコミュニケーションが可能となります。

インドネシアでは日本のアニメなどサブカルチャーに人気があり、中にはアニメを見ながら日本語のスピーキングスキルを身に着けたインドネシア人もいるほどです。それくらい耳で聞いて自分で発話を再現ができるほど発音が近いことは、円滑な日本語でのコミュニケーションに一役買うと言えるでしょう。

3.宗教心が厚く、真面目に規律正しく働く

インドネシア人を日本で雇用する3つ目の魅力は、宗教の信仰心が厚く、勤勉な国民性であることです。インドネシアでは、約90%の国民がイスラム教徒です。イスラム教は日本ではなじみが薄く、異なる文化であると印象があるかもしれません。しかし、宗教心をベースにした規律正しく行動することを善とする姿勢が日本人の持つ国民性と共通していると言えます。

このようにインドネシア人が自然と身に着けている資質から、不正を働くことなく真面目に勤勉に働く姿勢は、日本で雇用をするにあたり魅力となるのではないでしょうか。

4.底抜けの明るさが現場を活気づける

インドネシア人を日本で雇用する最後の魅力は、インドネシア人の底抜けの明るさです。インドネシア人の約90%がイスラム教徒とお伝えしましたが、インドネシアは300を超える民族と様々な宗教信仰が認められている多宗教国家です。異なる文化を持つ人々と共生するうえで多様性を認め、分け隔てなく明るくコミュニケーションをとる素地が国全体としてあると考えられます。

日本で働くインドネシア人もその持ち前の明るさで現場を活気づけてくれることが期待されます。

おわりに

このような背景から、日本でインドネシア人を雇用する企業は年々増加しています。日本とインドネシアの親和性を見ると今後さらにインドネシア人雇用が加速することも考えられるため、外国人雇用を検討する際にはぜひインドネシアの人材を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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