ミャンマーの外国人材を日本で雇用する3つのメリット

近年、日本で雇用をする外国人人材としてミャンマー人の注目が高まっています。日本に在留するミャンマー人は約5万人に上り、ASEAN10か国のうちタイに次ぎ5番目の在留人数となっています(法務省統計:2022年6月末時点データ)。

本記事ではそのようなミャンマーの人材を日本で雇用する3つの魅力をご紹介します。

ミャンマーの基礎情報

ミャンマーは東南アジアに位置する国であり、外務省では以下のようにミャンマーの基礎データをまとめています。

  • 国名:ミャンマー連邦共和国(Republic of the Union of Myanmar)
  • 面積:68万平方キロメートル(日本の約1.8倍)
  • 人口:5,141万人(2014年9月(ミャンマー入国管理・人口省発表))
  • 首都:ネーピードー
  • 民族:ビルマ族(約70%)、その他多くの少数民族
  • 言語:ミャンマー語
  • 宗教:仏教(90%)、キリスト教、イスラム教等

また、2021年はミャンマー国内のクーデターの影響により経済成長は見込めなかったものの、IMFによると2020年はASEAN10か国のうちミャンマーが最も経済成長率が高く、ASEANの中でも成長が期待されている国でもあります。

1.日本との賃金格差がアジアで最大で、熱心に働く

このようなミャンマーの人材を日本で雇用する魅力の1つ目が、日本との賃金格差が大きいことにあります。2023年1月時点で、ミャンマーは2021年に起こったクーデターの影響もあり通貨の価値が落ちてしまっているため、円高の状態となっています。

このような背景から、通貨の価値が高い日本で働きたいミャンマー人が増加しています。また、日本で働きたいミャンマー人が増えることで、競争がおき、より優秀な人材を獲得しやすい状況とも捉えることができます。

実際にミャンマー人を雇用している企業では、母国の家族のために勤勉に働くミャンマー人に対し高い評判を得られています。

2.日本語での円滑なコミュニケーションが可能

2つ目の魅力は、ミャンマー人は日本語が上手く、コミュニケーションを円滑にとることができる点にあります。特にミャンマー語は、発音と文法に日本語との共通点があり、流暢な日本語を習得しやすい下地があると言えます。

発音に関しては、他の東南アジアの言語をベースとして日本語を習得しようとしても特定の発音が難しく、日本人からしても聞き取りづらい場面が発生してしまうことがあります。しかし、ミャンマー語は発音が日本語に近いため、スムーズなコミュニケーションが可能となります。

また、文法に関しては、主語・目的語・述語といった言葉の語順がミャンマー語と日本語でほとんど同じであるためミャンマー人にとって日本語の習得のハードルが比較的低いと言えます。そのため、例えば、JLPT N4を持つベトナム人とミャンマー人がいた際に、ミャンマー人の方がスラスラと日本語を話す傾向にあります。

このような点から、職場でも円滑なコミュニケーションが期待できると言えるでしょう。

3.宗教心が厚く、真面目に規律正しく働く

ミャンマー人を日本で雇用する最後の魅力は、宗教の信仰心が厚く、勤勉な国民性であることです。ミャンマーでは、約90%の国民が仏教徒であり、目上の人を敬う姿勢や上下関係を尊重する姿勢、規律正しく行動することを善とする姿勢が日本人の持つ国民性と共通していると言えます。

このようにミャンマー人が自然と身に着けている資質から、不正を働くことなく真面目に勤勉に働く姿勢は、日本で雇用をするにあたり魅力となるのではないでしょうか。

おわりに

このような背景から、日本でミャンマー人を雇用する企業は年々増加しています。日本とミャンマーの親和性を見ると今後さらにミャンマー人雇用が加速することも考えられるため、外国人雇用を検討する際にはぜひミャンマーの人材を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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